姉へ
今野大力
『姉へ』は青空文庫で公開されている今野大力の短編作品。544文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
| 文字数 | 5分以内 544文字 |
| 人気 | 233PV |
| 書き出し書出 | 蒔付時に子を生んで あせって起きて働いて 足腰立たなくなったという 姉よ 何たる不幸ぞや 病気をした時 神主に拝んでもらって 紙っ切れを水でのまされて それでなおらば、 お安いけれど 去年□死んだ妹を 姉よまさかに忘れまい あの妹が死んだ時 足は青んぶくれ 顔はまんまるお盆のよう 眼が見えなくなったきり、 最後には わけのわからぬあれこれを 大声でわめいたっけ あのおとなしかった妹が いまも |
| 初出 | |
| 底本 | 今野大力作品集 |
| 表記 |
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