幸福を
今野大力
『幸福を』は青空文庫で公開されている今野大力の短編作品。502文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数 | 5分以内 502文字 |
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書き出し書出 | おお我胸の苦しさよ幸福は失われたおおそうだ、幸福は輝き渡るかなたの山より朝日の出づると共に潮のように寄せて来た然し幸福は私の手元にいる事を拒んだ、又引潮のように夕べには次第々々に失われていった私は考えている失われた幸福の私を避けた理由を私は青ざめている不幸にみいられて苦しい事もかなしい事もみんな私をなやませて一息の安らかな呼吸さい((ママ))あたえられない故に... |
初出 | 「旭川新聞」1923(大正12)年6月25日 |
底本 | 今野大力作品集 |
表記 | 新字新仮名 |
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