幸福を
今野大力
『幸福を』は青空文庫で公開されている今野大力の短編作品。400文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
| 文字数 | 5分以内 400文字 |
| 人気 | 0PV |
| 書き出し書出 | おお我胸の苦しさよ 幸福は失われた おおそうだ、幸福は 輝き渡るかなたの山より 朝日の出づると共に 潮のように寄せて来た 然し幸福は私の手元にいる事を拒んだ、又引潮のように 夕べには次第々々に失われていった 私は考えている 失われた幸福の 私を避けた理由を 私は青ざめている 不幸にみいられて 苦しい事もかなしい事も みんな私をなやませて 一息の安らかな 呼吸さいあたえられない故に 私は自分自身で |
| 初出 | 「旭川新聞」1923(大正12)年6月25日 |
| 底本 | 今野大力作品集 |
| 表記 |
※「人気」は青空文庫の過去10年分のアクセスランキングを集計した累計アクセス数から算出しています。

