伊豆の伊東へ
今野大力
『伊豆の伊東へ』は青空文庫で公開されている今野大力の短編作品。542文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
| 文字数 | 5分以内 542文字 |
| 人気 | 0PV |
| 書き出し書出 | 地図を見ればここは伊豆 伊豆の温泉、伊東の町 熱海より五里余 汽車もなければ そびえ立つ岩肌を穿ち堀りけずり 辛くも自動車の往来する これこそ羊腸の道 怪異の岩礁出でて 緑の松腰を折れば そこは眺望絶佳といわれて ラムネ、レモンを売る 腰掛茶屋も並びあり 異人の女一人遠き伊豆の山肌を写しており 伊豆の山の美しさは われをして故郷にある貧しけれど情みつる 母の心情のうるおいを憶しめ 病児をいたわるは |
| 初出 | 「旭川新聞」1929(昭和4)年9月19日 |
| 底本 | 今野大力作品集 |
| 表記 |
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