高窓に見える青空……(ブタ箱にて)……
今野大力
『高窓に見える青空』は青空文庫で公開されている今野大力の短編作品。414文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数 | 5分以内 414文字 |
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書き出し書出 | 小さな高窓高窓に見える青空この青空に走っている無数のラジオの声ブル共はそのラジオで相場の上下を語り奴隷の歌をうたわせながら満洲パルチザンの活動に驚愕のニュースを飛ばし国際聯盟の脱退を問題にしているだろう、だが、それよりおれたちのこの小さな高窓に見る青空にはすべての日にあのモスクワのコミンターン(国際共産党)の大放送塔からおれたちプロレタリアのために闘う世界中の同志の耳へ輝きにみちた勝利のニュース... |
初出 | 「文学新聞」1932(昭和7)年5月15日 |
底本 | 今野大力作品集 |
表記 | 新字新仮名 |
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