青空文庫で公開されている小寺菊子の全作品を、おすすめ人気順で表示しています。
一 「あれ誰だか、兄さんは知つとるの!」 「知らん!」 「ちよつとそこ覗いて来ると分るわ。」 小学校から帰つて来た兄と妹である。
一 私の家の祖先は、越中の国水橋といふ小さな漁村の生れであつた。
一 それは春とは云つても、まだ寒い頃であつた。