林檎のうた
片山広子
『林檎のうた』は青空文庫で公開されている片山広子の短編作品。277文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
| 文字数 | 5分以内 277文字 |
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| 書き出し書出 | 麦の芽のいまだをさなき畑に向く八百屋の店は一ぱいの林檎 深山路のもみぢ葉よりも色ふかく店の林檎らくれなゐめざまし 立ちて見つつ愉しむ心反射して一つ一つの林檎のほほゑみ みちのくの遠くの畑にみのりたる木の実のにほひ吾を包みぬ 手にとればうす黄のりんご香りたつ熟れみのりたる果物の息 すばらしき好運われに来し如し大きデリツシヤスを二つ買ひたり 宵浅くあかり明るき卓の上に皿のりんごはいきいきとある わがい |
| 初出 | |
| 底本 | 燈火節 |
| 表記 |
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