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佐橋甚五郎

森鴎外

『佐橋甚五郎』は青空文庫で公開されている森鴎外の短編作品。6,976文字で、おおよそ30分以内で読むことができます。
文字数
30分以内
6,976文字
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書出

豊太閤が朝鮮を攻めてから、朝鮮と日本との間には往来が全く絶えていたのに、宗対馬守義智が徳川家の旨を承けて肝いりをして、慶長九年の暮れに、松雲孫、文※[#「或」の「ノ」の部分が三本、102-2]、金考舜という三人の僧が朝鮮から様子を見に来た。

初出「中央公論」1913(大正2)年4月
底本山椒大夫・高瀬舟・阿部一族
表記
新字新仮名
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