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火の玉を見たこと

牧野富太郎

『火の玉を見たこと』は青空文庫で公開されている牧野富太郎の短編作品。1,343文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数
5分以内
1,343文字
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書出

時は、明治十五、六年頃、私はまだ二十一、二才頃のときであったろうと思っているが、その時分にときどき、高知(土佐)から七里ほどの夜道を踏んで西方の郷里、佐川町へ帰ったことがあった。

初出
底本日本の名随筆73 火
表記
新字新仮名
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