シャリアピン
小熊秀雄
『シャリアピン』は青空文庫で公開されている小熊秀雄の短編作品。4,851文字で、おおよそ30分以内で読むことができます。
| 文字数 | 30分以内 4,851文字 |
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| 書き出し書出 | 1 わたしはシャリアピンさまに 永年仕へてゐる蚤 ともに韃靼の古都カザンに生れ ともに暮して当年六十四歳、 夏はシャリアピンのカラーの下の涼しいところに 冬は暖い頭髪の中に 平素は主として鳩尾のあたりに住んでゐる、 早耳、早足は小生の特長 御主人シャリアピンが御承知なくとも わたしはすべてを知つてゐる、 ソビヱットのこと、 旦那の若い頃からの友達ゴリキイ旦那の最近の便りも せつせと走り廻つたり、 |
| 初出 | 「詩人」1936(昭和11)年3月 |
| 底本 | 新版・小熊秀雄全集第一巻 |
| 表記 |
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