肌色の月
久生十蘭
『肌色の月』は青空文庫で公開されている久生十蘭の長編作品。55,728文字で、おおよそ1時間〜で読むことができます。
文字数 | 1時間〜 55,728文字 |
人気 | 0PV |
書き出し書出 | 運送会社の集荷係が宅扱いの最後の梱包を運びだすと、この五年の間、宇野久美子の生活の砦だった二間つづきのアパートの部屋の中が、セットの組みあがらないテレビのスタジオのような空虚なようすになった。 |
初出 | 「婦人公論」中央公論社、1957(昭和32)年4~8月号 |
底本 | 久生十蘭全集 Ⅵ |
表記 | 新字新仮名 |
※「人気」は青空文庫の過去10年分のアクセスランキングを集計した累計アクセス数から算出しています。