野路の菊
清水紫琴
『野路の菊』は青空文庫で公開されている清水紫琴の短編作品。11,442文字で、おおよそ30分以内で読むことができます。
文字数 | 30分以内 11,442文字 |
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書き出し書出 | その名にしあふ難波の街の金満家、軒を並ぶる今橋筋にもこは一際眼に立ちて、磨き立てたる格子造り美々しき一搆へ、音に名高き鴻の池とは、このお家の事であらうかと、道行く田舎人の眼を欹(そばだ)てぬもなしとかや。 |
初出 | 「女学雑誌」1896(明治29)年10月25日、12月10日 |
底本 | 紫琴全集 全一巻 |
表記 | 新字旧仮名 |
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