ブンゴウサーチ

小さな部屋

坂口安吾

『小さな部屋』は青空文庫で公開されている坂口安吾の中編作品。15,324文字で、おおよそ60分以内で読むことができます。
文字数
60分以内
15,324文字
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書出

「扨て一人の男が浜で死んだ。ところで同じ時刻には一人の男が街角を曲っていた」――  という、これに似通った流行唄の文句があるのだが、韮山痴川は、白昼現にあの街角この街角を曲っているに相違ない薄気味の悪い奴を時々考えてみると厭な気がした。

初出「文藝春秋 第一一年二号」1933(昭和8)年2月1日
底本桜の森の満開の下
表記
新字新仮名
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