愛国歌小観
斎藤茂吉
『愛国歌小観』は青空文庫で公開されている斎藤茂吉の短編作品。5,944文字で、おおよそ30分以内で読むことができます。
文字数 | 30分以内 5,944文字 |
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書き出し書出 | 今日は愛國歌について一言を徴せられたが、大東亞戰爭の勃發して以來、國民が奮つて愛國歌を讀み、朗誦し、萬葉集に載つた、『海ゆかば水漬く屍山ゆかば草むす屍大皇の邊にこそ死なめ顧みは爲じ』や、『けふよりは顧みなくて大君の醜の御楯といでたつわれは』の如きは、全く人口に膾炙せられるに至つた。 |
初出 | 「日本評論」1942(昭和17)年5月号 |
底本 | 齋藤茂吉全集 第十四卷 |
表記 | 旧字旧仮名 |
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