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5分以内で読める槙村浩の短編児童文学作品

青空文庫で公開されている槙村浩の児童文学作品の中で、おおよその読了目安時間が「5分以内」の短編作品を、おすすめ人気順で表示しています。

1-27件 / 全27件
作品名著者読了時間人気
鶴と鴬槙村浩
5分以内
よく昔から梅に鶯、松に鶴と申します。
犬の一年槙村浩
5分以内
今年は犬のお正月 犬さん大そうよろこんで 初日の出をば拝みて 「ヤァお目出度う」ワンワンワン 花の咲き出す春の頃 梅桃桜花見して 犬さん酒にほろよひで 三味線ひいてワンワンワン 暑い/\と夏くれば 海水浴としゃれ出して 犬さん浜べでジャブ/\ と 一生懸命泳ぎ出す 雪ふり積る冬の頃 犬さん中々元気よく 町の中をばとびまはり 「お正月来い」ワンワンワン
ハイカラさんとムカシさん槙村浩
5分以内
ハイカラさんの一人言 「ハイカラにせねば大正の文明にをくれるよ」 そこへ出て来た昔さん 「左様でござるか拙者には  トント合てんがゆき申さぬ  ハイカラ、ハイカラと申す者  唐、天竺の言葉にや  大正はいかなる事なるや  大政大臣関白の事にて候はん」 ハイカラさんが口あんぐり 「関白殿て何ですか、私は知らん」 とにげだすと 「今になってにげられるとは  武士にあるまじきひきやうみれんのふるまひなり
おどり子の出世槙村浩
5分以内
或所に一人のおどり子がありました。
私は紙である槙村浩
5分以内
高い/\一万尺あまりもあらうといふ山の上に私は生れたのでした、或日一人の金持らしい人が登ってまゐりまして私や私の仲間を見て「惜しいものだ、りっぱな紙に成るのに」といはれました。
電灯と浦島槙村浩
5分以内
昔は電気がなかったから 昔の昔大昔生れて死んだ浦島に 電気を見せてやったなら 大へんびっくりするだろと 電気を見せたら「オーヤオヤ」 「此の電気はエライ暗いなあ」   ハテナハテナ 昔の昔大昔生れて死んだ浦島が 電気を知ったわけがない   ハテナ ハテナとよーくよく 考へたが分らない 仕方がないから浦島に わけを聞いたら浦島は 「わしは今から何億年の  昔に龍宮へ行った時  百億色の電灯を  いく
ハンニバル雪のアルプ越槙村浩
5分以内
(一)嗚呼英雄やハンニバル  にくさはにくしローマ国  未だ十歳の少年が  ローマを討てと叫びたり (二)あたりは暗き森の中  神を拝してひざまづき  必ずローマ討たなんと  誓は立てぬおごそかに (三)此所はアルプの山の果  折しも起る雪なだれ  打たれて倒る三四人  「アッ」と一声谷そこへ (四)千刃の谷見下ろせば  深さは深し雪の雲  今落ち行きし兵士等の  あとも止めぬ大吹雪 (五)うえと
孝太郎と悪太郎槙村浩
5分以内
或所に孝太郎といふ人がありました。
うさぎの餅つき槙村浩
5分以内
ベッタラコ/\ 「十五夜お月さんにそなへましょ  お月のやうにまるくして  それを見てゐる人々の  心もまるくいたしましょ」 歌を歌って手拍子を とってをどって餅をつく はたらき者のウサギさん (七・一三)
大きな夢槙村浩
5分以内
大きな夢を夕べ見た ヒマラヤ山を引ぬいて 万里の長城ひっかつぎ 太平洋を背に負ひ 北極の氷まるのみし あんまり重くてバッタリと そこに倒れて下じきだ 「いたい/\」と思ったら 何だ今のは夢だった
おさんどん槙村浩
5分以内
おさんどんが舟こいだ 真黒どんが舟こいだ そんなに舟こいでどこへ行く 夢のお国へよめ入に 誰がなかうどしましたか なかうどはきつねでございます 「それ見ろ、きつねにだまされた  大方よめ入りするなんて  お釜の所へ行くのだろ」 (大正十一・七・一一)
お節供槙村浩
5分以内
五月五日はお節供だ いろ/\並んだ人形の 中から飛出す金太郎 けものを集めて角力をやらす そこへ大きな大虎が ノッコリノッコリやって来ると 今までの元気はどこへやら 顔はまっ青ふるへ出す そこへいろ/\ 並んでた 人形の中から加藤清正とび出した やりをふるって大虎を 只一つきにつき殺す みんなは初めて大安心 加藤清正の人形は 大へんいばって居ったら 鬼ガ島の鬼共が 「ワーッ」とばかり攻めよせる 加
鏡川槙村浩
5分以内
水がふえたよ鏡川 そんなにうなってどこへ行く 子供をさらって海へ行く おゝ恐や 恐やの鏡川 (大正十一・七・九)
楽隊槙村浩
5分以内
ゴロ/\/\/\ ピーカピカ 空の上では 楽隊が あちら此方をねりまはる その楽隊の真先は 太鼓たたいて雷さん ピカ/\光らす稲妻さん ポン/\/\/\ クツ々々 森の中やら川の中 音楽隊がねりまはる その楽隊のまっ先は 腹つゞみうって狸さん 次で蛙の音楽隊 プカ/\ドン/\プカ/\ドン 今度は人の音楽隊 喇叭プカ/\吹く人や 太鼓ドン/\叩く人 ホントににぎやかな音楽隊
小犬と太郎さん槙村浩
5分以内
或所に太郎といふ子供がありました。
四季槙村浩
5分以内
春の神様陽気だな 天女の羽や夢御殿 梅、桃、桜、色々の 花を咲かせて楽しんだ なぜ/\こんなに陽気だろ 夏の神様大おこり はげた頭を光らして 春の神様追ひやって 雷さまがおきに入り すきな遊びは夕立だ なぜ/\こんなに怒るだろ 秋の神様やさしいな 風をそよ/\野に送り 七夕さまや天の川 銀のお月さんぬっと出る なぜ/\こんなにやさしいだろ 冬の神様陰気だな 寒いこがらしお気に入り いつもしぶ
水車小屋槙村浩
5分以内
村のはづれの水車小屋 ひとり淋しく立って居る 向の川の水車 しぶきをパッと散らしては ぐる/\/\と威勢よく 風吹く時も雨の日も 休まずたはまず廻ってる お日さん西に沈みかけ 夕の鐘が鳴ったとき 小屋の窓から首出して たった一人のお爺さん 手をあて空を眺めては 「あゝ又鐘がなってゐる  今日も早、今くれて行く」 私が小屋へ来てからは 早廿年たったのか 月日のたつのは早い者 思出しては夢の様 この幾
世相の一面槙村浩
5分以内
(一)「熊さん今日はどうしたか、朝から病気でお休か」  「いや/\会社もこまるでネ、賃銀ね上げの怠業さ」 (二)「熊さん今日はどうしたか、又怠業ヂャあるまいネ」  「イエ/\どうしてもう今日は、会社に者がありすぎて、 (三) とう/\こんなになりました、どこかによい口があったならどうか世話しておくんなさい」  熊さん頭をかいて居た。
長靴槙村浩
5分以内
私は長靴でごーざる 私の親類たんとある 一番大きな親類は 日本の国から一万里 伊太利でゴーザル
槙村浩
5分以内
ギラ/\光る草の露 ピカ/\ 光る螢の光 昼太陽の光うけ 草場に眠る螢の姿 六月七月暑い頃 夏の空にぞ飛び交ふて 水晶まばたき銀びかり
母校を去るにのぞみて槙村浩
5分以内
(一)思へば四年の其の間 教へを受けし学び舎に 今日ぞ別れん別れても 心はなどて別るべき (二)我は学びぬこの部屋に 我は遊びぬこの庭に 一つ/\の思ひ出に 今ぞ身にしむ師の教 (三)桜の花に送られて 小鳥の声に励まされ 学びの林ふみ分けて 希望の山に登りなむ (四)草鞋ふみしめふみ鳴らし 名残は尽きぬ学び舎に いざや別れん師と友に 「さきくましませ」師よ友よ (大正十二・三・二七)
松の影槙村浩
5分以内
何百年のその間 村の境に立ってゐる 一本松の松の影 今はだん/\枯れて来て 「かうまではかなく成ったか」と 空をあふいで一人言 「この私が生れたは  丁度今からかぞへたら  六百年の其の昔  あちらの村の庄屋さん  こゝへ私を植えたので  何百年のその間  こゝにかうして居たのだが  始は小さい松の影  だん/\大きく成って来て  二つの村の人々が  一日たんぼで働いた  つかれをいやす松の影  
郵便さん槙村浩
5分以内
ポストにカチ/\かぎはめて 郵便物をとり出して スタンプをしたらエッサッサ 隣の村へとエッサッサ お腰でカバンがガッタガタ お腰でわらぢがブーラブラ 早く行け/\エッサッサ 早く行け/\ガッタガタ 早く行け/\ブーラブラ
夢御殿槙村浩
5分以内
夢に夢見る夢御殿 サンゴルビーの屋根や床 ダイヤモンドの床鏡 庭には金の築山や 銀をとかした噴水に 不老の泉くみませう 不死の薬の雨がふり 金銀宝石ちりばめた よろひかぶとのいでたちに 出てくる勇士の面々は 桃ちゃん、金ちゃん、仁王さん、猿面冠者に清正公、べんけい義経相撲とる、どちら勝つかと思ったら いつの間にやら夜が明けて、夢の御殿は消えて行く (大正十二・三・二五)
養蚕の歌槙村浩
5分以内
(一)我が日の本の帝国の 国をば富ます第一は二寸の虫の  吐き出づる 白き生糸と知られける (二)遠くは昔神代より 伝へ/\て三千年  蚕の糸も集まれば 国の命をつなぐなり (三)生糸の光沢かゞやきて 光は及ぶよろづ国  重なる産地数ふれば 長野に愛知群馬県 (四)養蚕の業は古くより 御国を富ます業なるぞ  国を思はん者は皆 勉め励めよ養蚕を (大正十二・三・一一)
テレモピレノ槙村浩
5分以内
一峯吹く嵐音絶えて 鐘の音遠く月落ちて  露は真珠としたゝりつ 風や松葉を払ふらむ 二友に別れし雁一つ 空に声して飛び行けば  苔むす石碑人絶えて 無情の草木涙あり 三訪ふ人稀の石碑に 霧や不断の香をたき  月常住の燈となり 英雄の末吊はむ 四昔の儘の山川も 南楼月をもて遊び  月とや秋を期すれども 遂に帰らぬ人の跡 五雲霞の勢を引受けて 死すとも此所を退かじ  スパルタ武士の名を知れと 実に勇ま
ポスト槙村浩
5分以内
夕方に雨が降り出した 小供は家へ走りこむ ポストは家へはいれない 雷ごろ/\なり出して ポストはシク/\泣いて居る 今まで町で遊んでた 四つ辻かどに立って居る そのまゝ其所で立ずくみ いな妻ピカ/\ 光り出す (大正十一年二月七日綴)
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