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硯友社の沿革

尾崎紅葉

『硯友社の沿革』は青空文庫で公開されている尾崎紅葉の短編作品。10,453文字で、おおよそ30分以内で読むことができます。
文字数
30分以内
10,453文字
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書出

夙て硯友社の年代記を作つて見やうと云ふ考を有つて居るのでありますが、書いた物は散佚して了ふし、或は記憶から消え去つて了つた事実などが多い為に、迚も自分一人で筆を執るのでは、十分な事を書く訳には行かんのでありますから、其の当時往来して居つた人達に問合せて、各方面から事実を挙げなければ、沿革と云ふべき者を書く事は出来ません、 其に就て不便な事は、其昔朝夕に往来して文章を見せ合つた仲間の大半は、始から文

初出「新小説 第6年第1巻」1901(明治34)年1月1日
底本明治の文学 第6巻 尾崎紅葉
表記
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