われから
樋口一葉
『われから』は青空文庫で公開されている樋口一葉の中編作品。22,811文字で、おおよそ60分以内で読むことができます。
| 文字数 | 60分以内 22,811文字 |
| 人気 | 398PV |
| 書き出し書出 | ※一※ 霜夜ふけたる枕もとに吹くと無き風つま戸の隙より入りて障子の紙のかさこそと音するも哀れに淋しき旦那樣の御留守、寢間の時計の十二を打つまで奧方はいかにするとも睡る事の無くて幾そ度の寢がへり少しは肝の氣味にもなれば、入らぬ浮世のさま/″\より、旦那樣が去歳の今頃は紅葉舘にひたと通ひつめて、御自分はかくし給へども、他所行着のお袂より縫とりべりの手巾を見つけ出したる時の憎くさ、散々といぢめていぢめ |
| 初出 | 「文藝倶楽部 第二卷第六編」1896(明治29)年5月10日 |
| 底本 | 文藝倶楽部 第二卷第六編 |
| 表記 |
※「人気」は青空文庫の過去10年分のアクセスランキングを集計した累計アクセス数から算出しています。

