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静物

十一谷義三郎

『静物』は青空文庫で公開されている十一谷義三郎の中編作品。15,393文字で、おおよそ60分以内で読むことができます。
文字数
60分以内
15,393文字
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書出

家を持つて間のない道助夫妻が何かしら退屈を感じ出して、小犬でも飼つて見たらなどと考へてる頃だつた、遠野がお祝ひにと云つて喙(くちばし)の紅い小鳥を使ひの者に持たせて寄来してくれた。

初出「東京朝日新聞」1922(大正11)年11月
底本現代文学大系 64 現代名作集(二)
表記
新字旧仮名
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