信濃国明治三十二年
浅井洌
『信濃国』は青空文庫で公開されている浅井洌の短編作品。486文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
| 文字数 | 5分以内 486文字 |
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| 書き出し書出 | 信濃の國は十州に 境つらぬる國にして 山は聳えて峯高く 川は流れて末遠し 松本伊那佐久善光寺 四つの平は肥沃の地 海こそなけれ物さはに 萬たらわぬことそなき 四方に聳ゆる山々は 御岳乘鞍駒か岳 淺間は殊に活火山 いつれも國の鎭めなり 流れ淀ます行く水は 北に犀川千曲川 南に木曽川天龍川 これまた國の固めなり 木曽の谷には眞木茂り 諏訪の湖には魚多し 民のかせぎは紙麻綿 五穀みのらむ里やある し |
| 初出 | 「信濃教育会雑誌 第一五三号」1899(明治32)年6月号 |
| 底本 | 淺井洌 |
| 表記 |
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