饗応夫人
太宰治
『饗応夫人』は青空文庫で公開されている太宰治の短編作品。6,978文字で、おおよそ30分以内で読むことができます。
| 文字数 | 30分以内 6,978文字 |
| 人気 | 6,289PV |
| 書き出し書出 | 奥さまは、もとからお客に何かと世話を焼き、ごちそうするのが好きなほうでしたが、いいえ、でも、奥さまの場合、お客をすきというよりは、お客におびえている、とでも言いたいくらいで、玄関のベルが鳴り、まず私が取次ぎに出まして、それからお客のお名前を告げに奥さまのお部屋へまいりますと、奥さまはもう既に、鷲の羽音を聞いて飛び立つ一瞬前の小鳥のような感じの異様に緊張の顔つきをしていらして、おくれ毛を掻き上げ襟も |
| 初出 | 「光」1948(昭和23)年1月 |
| 底本 | 太宰治全集9 |
| 表記 |
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