もの思う葦――当りまえのことを当りまえに語る。
太宰治
『もの思う葦』は青空文庫で公開されている太宰治の中編作品。22,929文字で、おおよそ60分以内で読むことができます。
文字数 | 60分以内 22,929文字 |
人気 | 3,024PV |
書き出し書出 | はしがきもの思う葦(あし)という題名にて、日本浪曼派の機関雑誌におよそ一箇年ほどつづけて書かせてもらおうと思いたったのには、次のような理由がある。 |
初出 | はしがき、虚栄の市、敗北の歌、或る実験報告「日本浪曼派 第一巻第六号」1935(昭和10)年8月1日<br>老年、難解、塵中の人、おのれの作品のよしあしをひとにたずねることに就いて「日本浪曼派 第一巻第七号」1935(昭和10)年10月1日<br>書簡集、兵法、In a word、病躯の文章とそのハンデキャップに就いて「日本浪曼派 第一巻第八号」1935(昭和10)年11月1日<br>「衰運」におくる言葉、ダス・ゲマイネに就いて、金銭について、放心について、世渡りの秘訣、緑雨、ふたたび書簡のこと「日本浪曼派 第一巻第九号」1935(昭和10)年12月1日<br>わが儘という事、百花撩乱主義、ソロモン王と賤民、文章「東京日日新聞 第二一三二六号」1935(昭和10)年12月14日<br>感謝の文学、審判、無間奈落、余談「東京日日新聞 第二一三二七号」1935(昭和10)年12月15日<br>Alles Oder Nichts「葦 夏号」1950(昭和25)年8月10日<br>葦の自戒、感想について、すらだにも、慈眼、重大のこと、敵「作品 第七巻第一号」1936(昭和11)年1月1日<br>健康、K君、ポオズ、絵はがき、いつわりなき申告、乱麻を焼き切る、最後のスタンドプレイ「文芸通信 第四巻第一号」1936(昭和11)年1月1日<br>冷酷ということについて、わがかなしみ、文章について、ふと思う、Y子、言葉の奇妙、まんざい、わが神話、最も日常茶飯事的なるもの、蟹について、わがダンディスム「文芸汎論 第六巻第一号」1936(昭和11)年1月1日<br>「晩年」に就いて、気がかりということに就いて、宿題「文芸雑誌 第一巻第一号」1936(昭和11)年1月1日 |
底本 | 太宰治全集10 |
表記 | 新字新仮名 |
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