南洋館
与謝野寛
『南洋館』は青空文庫で公開されている与謝野寛の短編作品。2,079文字で、おおよそ10分以内で読むことができます。
| 文字数 | 10分以内 2,079文字 |
| 人気 | 0PV |
| 書き出し書出 | 緑の褪めた、 砂と塵挨だらけの、 水気のない、 いぢけた、倭い椰子の木立、 木伊乃にした、動かない天狗猿、 死んだ、みすぼらしい、ちつぽけな鰐、 くすんだ、黄土と CHOCOLAT の色をした 廉物の、摸造の爪哇更紗、 まだ一度も生血を嘗めず、 魂の入らぬ、 ひよろ長い毒矢の数々…… え? これが大正博覧会の南洋館? 最初の二つの室を観て歩いて、 おれは思はずおれの子供等に言つた、 「こんなぢや |
| 初出 | |
| 底本 | 反響 |
| 表記 |
※「人気」は青空文庫の過去10年分のアクセスランキングを集計した累計アクセス数から算出しています。

