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未開の花

宮本百合子

『未開の花』は青空文庫で公開されている宮本百合子の短編作品。3,208文字で、おおよそ10分以内で読むことができます。
文字数
10分以内
3,208文字
人気
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書出

家中寝鎮まったものと思って足音を忍ばせ、そーッと階下へおりて行ったら、茶の間に灯がついていて、そこに従弟が一人中腰で茶を飲んでいた。

初出「婦人公論」1937(昭和12)年1月号
底本宮本百合子全集 第十四巻
表記
新字新仮名
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