観念性と抒情性伊藤整氏『街と村』について
宮本百合子
『観念性と抒情性』は青空文庫で公開されている宮本百合子の短編作品。2,308文字で、おおよそ10分以内で読むことができます。
文字数 | 10分以内 2,308文字 |
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書き出し書出 | あるがままの姿は決して心理でもなければ諷刺でもない伊藤整氏の近著『街と村』という小説集は、おなじ街や村と云っても、作者にとってはただの街や村の姿ではなく、それぞれに幽鬼の街、幽鬼の村である。 |
初出 | 「九州帝国大学新聞」1939(昭和14)年6月20日号 |
底本 | 宮本百合子全集 第十一巻 |
表記 | 新字新仮名 |
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