観る人・観せられる人観客の問題
宮本百合子
『観る人・観せられる人』は青空文庫で公開されている宮本百合子の短編作品。2,815文字で、おおよそ10分以内で読むことができます。
文字数 | 10分以内 2,815文字 |
人気 | 0PV |
書き出し書出 | 外国の映画がこれまでのように輸入されなくなったということが、日本映画の製作を刺戟して、優秀な作品のいくつかを生み、その水準も高めたというのは実際であるし、そういう外部的な事情をぬきにしても、直接日本の生活の種々相が描かれ、語られ、示されている日本の映画というものは私たちに深い親密さと期待とを抱かせていると思う。 |
初出 | 「三田新聞」1939(昭和14)年2月25日号 |
底本 | 宮本百合子全集 第十一巻 |
表記 | 新字新仮名 |
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