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燕尾服着初めの記

徳冨蘆花

『燕尾服着初めの記』は青空文庫で公開されている徳冨蘆花の短編作品。6,571文字で、おおよそ30分以内で読むことができます。
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30分以内
6,571文字
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書出

此れは逗子の浦曲に住む漁師にて候、吾れいまだ天長節外務大臣の夜会てふものを見ず候ほどに、――と能がゝりの足どり怪しく明治卅二年十一月三日の夕方のそり/\新橋停車場の改札口を出で来れるは、斯く申す小生なり。

初出
底本日本の名随筆 別巻75 紳士
表記
新字旧仮名
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