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上高地風景保護論

小島烏水

『上高地風景保護論』は青空文庫で公開されている小島烏水の短編作品。4,392文字で、おおよそ30分以内で読むことができます。
文字数
30分以内
4,392文字
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書出

このたび、松本市に開かれた信濃山岳研究会に、来会したのを、機会として、私は松本市から遠くない、上高地温泉のために、温泉のためではない、日本アルプス登山の中心点のために、将た敬虔なる順礼の心を以て、日本アルプスという厳粛なる自然の大伽藍に詣でる人々のために、同地にある美しい森林の濫伐に関して、公開状を提出する。

初出
底本山岳紀行文集 日本アルプス
表記
新字新仮名
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