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三次実録物語

稲生正令

『三次実録物語』は青空文庫で公開されている稲生正令の長編作品。25,795文字で、おおよそ1時間〜で読むことができます。
文字数
1時間〜
25,795文字
人気
1,075PV
書出

一、三次五日市奥近在、布野村と申す所に、まづしき百姓夫婦に男子壱人もち、相くらし居けるが、其の子うまれ付殊の外じやうぶにて、六七歳ぐらひにも相成候へば、近所の十歳ばかりより十四五歳ぐらひの子供をあつめ、すもふなど取り候へども、なか/\寄付くものもなく、其外けんくわなどいたし候へども、及ぶものもなく候へば、親どもよろこび、まことに鳶が鷹とやら、此方じきが子にしておくも口おしきことなりと申ければ、女房

初出
底本平田篤胤が解く 稲生物怪録
表記
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