北越雪譜02 北越雪譜叙
山東京山
『北越雪譜』は青空文庫で公開されている山東京山の短編作品。1,411文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
| 文字数 | 5分以内 1,411文字 |
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| 書き出し書出 | 世之農商而嗜ム二文雅ヲ一者、或不レ知所三以ヲ文雅ノ為ル二文雅一、徒ラニ企二羨シ韻士墨客之風標ヲ一、沈二酣シ文酒ニ一、流二連シ花月ニ一、而置テ二生計於不問ニ一、以傾ル二産業ヲ一者、間亦有レ之、是豈嗜ムノ二文雅ヲ一罪ラン哉、其人特自ラ取ルレ之ヲ耳ノミ矣、鈴木牧之翁者北越塩沢之老農也、性嗜ミ二文雅ヲ一、而能尚ヒ二節倹ヲ一抑エ二驕惰ヲ一、不レ絶二誦読ヲ於経営之中ニ一、而務ム二鉛槧ヲ於会計之余ニ一、以交ル二遠近之墨客ニ一、嘗テ以二堪忍之二字ヲ一銘シテ自ラ守ル、以レ故ヲ其名久布二遠邑ニ一、而生業モ亦因... |
| 初出 | 「北越雪譜 初編」文渓堂、1836（天保7）年 |
| 底本 | 北越雪譜 |
| 表記 | 新字旧仮名 |
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