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北越雪譜08 解説

岡田武松

『北越雪譜』は青空文庫で公開されている岡田武松の短編作品。2,363文字で、おおよそ10分以内で読むことができます。
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10分以内
2,363文字
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書出

鈴木牧之翁略伝本書の著作者鈴木牧之翁は、明和七年正月七日に、越後の国の塩沢に生れた、塩沢は今日の新潟県南魚沼郡塩沢町である、幼時は弥太郎と云つたが、大きくなつてから、儀三治と改めた、翁の父は、質屋と縮布の仲買を営んでゐた、さうして渡世の傍に、俳諧に遊び、周月庵牧水と号してゐた、翁の牧之と云ふ号は、父の牧水の一字を採つたのである、牧之翁は幼時から英敏であつた、大運寺の快運法師に師事して経書を学び、詩は徳昌寺の虎斑禅師に就て学んだ、翁はまた幼時より画を狩野梅笑に学んで、凡んど画師に近いまで...

初出「北越雪譜」岩波文庫、岩波書店、1936(昭和11)年1月10日第1刷
底本北越雪譜
表記
新字旧仮名
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