行軍二
竹内浩三
『行軍二』は青空文庫で公開されている竹内浩三の短編作品。219文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
| 文字数 | 5分以内 219文字 |
| 人気 | 0PV |
| 書き出し書出 | あの山を越えるとき おれたちは機関車のように 蒸気ばんでおった だまりこんで がつんがつんと あるいておった 急に風がきて 白い雪のかたまりを なげてよこした 水筒の水は 口の中をガラスのように刺した あの山を越えるとき おれたちは焼ける樟樹であった いま あの山は まっ黒で その上に ぎりぎりと オリオン星がかがやいている じっとこうして背嚢にもたれて 地べたの上でいきづいていたものだ またもや |
| 初出 | |
| 底本 | 竹内浩三全作品集 日本が見えない 全1巻 |
| 表記 |
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