南からの種子
竹内浩三
『南からの種子』は青空文庫で公開されている竹内浩三の短編作品。312文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数 | 5分以内 312文字 |
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書き出し書出 | 南から帰った兵隊がおれたちの班に入ってきたマラリヤがなおるまでいるのだそうな大切にもってきたのであろう小さい木綿袋に見たこともない色んな木の種子おれたちは暖炉に集ってその種子を手にして説明をまったこれがマンゴウの種子樟(くすのき)のような大木にまっ赤な大きな実がなるというこれがドリアンの種子ああこのうまさといったら気も狂わんばかりだ手をふるわし身もだえさえして語る南... |
初出 | |
底本 | 竹内浩三全作品集 日本が見えない 全1巻 |
表記 | 新字新仮名 |
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