南からの種子
竹内浩三
『南からの種子』は青空文庫で公開されている竹内浩三の短編作品。248文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
| 文字数 | 5分以内 248文字 |
| 人気 | 0PV |
| 書き出し書出 | 南から帰った兵隊が おれたちの班に入ってきた マラリヤがなおるまでいるのだそうな 大切にもってきたのであろう 小さい木綿袋に 見たこともない色んな木の種子 おれたちは暖炉に集って その種子を手にして説明をまった これがマンゴウの種子 樟のような大木に まっ赤な大きな実がなるという これがドリアンの種子 ああこのうまさといったら 気も狂わんばかりだ 手をふるわし 身もだえさえして 語る南の国の果実 |
| 初出 | |
| 底本 | 竹内浩三全作品集 日本が見えない 全1巻 |
| 表記 |
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