十二ヶ月
竹内浩三
『十二ヶ月』は青空文庫で公開されている竹内浩三の短編作品。635文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
| 文字数 | 5分以内 635文字 |
| 人気 | 0PV |
| 書き出し書出 | 一月―― 凍てた空気に灯がついた 電線が口笛を吹いて 紙くずが舞上った 木の葉が鳴った スチュウがノドを流れた 二月―― 丸い大きな灰色の屋根 真白い平な地面 つけっぱなしのラムプが 低うく地に落ちて 白が灰色に変った 三月―― 灰色はコバルトに変り 白は茶色に変った 手を開けたら 汗のにおいが少しした 四月―― ごらん おたまじゃくしを 白い雲を そして若い緑を 五月―― 太陽がクルッと |
| 初出 | |
| 底本 | 竹内浩三全作品集 日本が見えない 全1巻 |
| 表記 |
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