行軍一
竹内浩三
『行軍一』は青空文庫で公開されている竹内浩三の短編作品。475文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数 | 5分以内 475文字 |
人気 | 0PV |
書き出し書出 | 白い小学校の運動場でおれたちはひるやすみした枝のないポプラの列の影がながいポプラの枝のきれたところに肋木の奇妙なオブジェに赤い帽子に黒い服のガラスのような子供たちが流れくずれてかちどきをあげておれたちの眼をいたくさせる日の丸が上っている校舎からオルガンがシャボン玉みたいにはじけてくるおれのよごれた手はヂストマみたいに飯盒の底をはいまわり飯粒をあさっているさあこの手でもって「ほまれ」をはさ... |
初出 | |
底本 | 竹内浩三全作品集 日本が見えない 全1巻 |
表記 | 新字新仮名 |
※「人気」は青空文庫の過去10年分のアクセスランキングを集計した累計アクセス数から算出しています。