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メーデーを待つ

木村好子

『メーデーを待つ』は青空文庫で公開されている木村好子の短編作品。538文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
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5分以内
538文字
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書出

うす暗い長屋のすみで、毎日、 私と坊やは糊まみれ、 糊にまみれてせっせと渋団扇を張るけれど 戦争にあなたを奪われた私の生活 張っても張っても追っつかない 苦しい暮しの真ただ中で――おお早や五月 闘いのメーデーが来る! おお戦争と白テロの渦巻く中 今年のメーデーはどんなにすごかろう それにつけても忘れられぬあなた! 去年、あのだらしない葬式行列に 組合の人達と一緒に割り込みの先陣をうけもったあなた

初出「働く婦人」1932(昭和7)年5月号
底本日本プロレタリア文学集・39 プロレタリア詩集(二)
表記
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