洗濯デー
木村好子
『洗濯デー』は青空文庫で公開されている木村好子の短編作品。289文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数 | 5分以内 289文字 |
人気 | 0PV |
書き出し書出 | ぷんとにおって来る力強い体臭!おおこの汚れ物のにおいこそ獄内の闘いのはげしさを語るあの人達の生々しいいぶき――さあみんな元気で初めようあたしはポンプ押し千代ちゃんはすすぎ役みんなそろってごしごしざあざあうらみをこめて洗い流す奴等のテロルに汚された垢を油汗を空は秋晴れあつらえ向きの洗濯日和なかでがんばる同志達にせめて小ざっぱりした物を着せるため妾(わたし)... |
初出 | 「プロレタリア詩」1931(昭和6)年11月号 |
底本 | 日本プロレタリア文学集・39 プロレタリア詩集(二) |
表記 | 新字新仮名 |
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