極めて家庭的に
木村好子
『極めて家庭的に』は青空文庫で公開されている木村好子の短編作品。445文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
| 文字数 | 5分以内 445文字 |
| 人気 | 649PV |
| 書き出し書出 | すそを吹き上げる 北風は凍り おおいのない、野天の井戸 洗い物をしぼる手はまっ赤 お前は温順 お前は過去の女 ぱっと冷いしぶきがとびかかる 私は空を仰いだ くらくらと瞼をおおう おもい冬空 生活はつづく 新しいものと 古いものが ごっちゃになってどんでんがえり 新しいモラルの前では 或る女たちが特権を以て針を折り ひしゃくを投げすて 昨日のくびきをふりほどく そこには 栓をひねればお湯がとび出 |
| 初出 | 「詩人」1936(昭和11)年2月号 |
| 底本 | 日本プロレタリア文学集・39 プロレタリア詩集(二) |
| 表記 |
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