保護職工
森竹夫
『保護職工』は青空文庫で公開されている森竹夫の短編作品。381文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数 | 5分以内 381文字 |
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書き出し書出 | 働いているこの機械は家庭用シンガーミシン台ではない旧式な製本の安機械彼女は磨き歯車に油を注す埃をうかべた日光が漸くさぐりあてるくらがりでだまりやさんだまりやさんだけどわたしはお前がじっと何をこらえているのか知ってるの十六歳未満だから保護職工何てかがやかしい名だ美しい名だ残業はたっぷり四時間活動小屋のはねる頃になって半分眠ったこの保護職工は縄のようなからだで露路から電車道にたどりつくガスの... |
初出 | 「学校詩集」学校詩集発行所、1929(昭和4)年12月 |
底本 | 日本プロレタリア文学集・39 プロレタリア詩集(二) |
表記 | 新字新仮名 |
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