血を越えてゆく
松本淳三
『血を越えてゆく』は青空文庫で公開されている松本淳三の短編作品。239文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数 | 5分以内 239文字 |
人気 | 0PV |
書き出し書出 | われら血を越えてゆくはらからが流したるくろき血をぞ越えて尚ゆくおそろしき権力はゆくてをふさぎするどき刃はたえず頭上にひらめけどもあらしの如く泉のごとく石をおしわけ春芽をふく草の力に似て彼岸を遠くたのみ且つ信じああわれら血を越えたゆまずゆくはらからに続きまたはらからを後に率いて――(『種蒔く人』一九二一年十月号に発表)。 |
初出 | 「種蒔く人」1921(大正10)年10月号 |
底本 | 日本プロレタリア文学集・38 プロレタリア詩集(一) |
表記 | 新字新仮名 |
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