再生の日の海を眺めて――その日牢獄を出でたる一革命家の歌える
松本淳三
『再生の日の海を眺めて』は青空文庫で公開されている松本淳三の短編作品。1,150文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
| 文字数 | 5分以内 1,150文字 |
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| 書き出し書出 | 俺は再び海を見るのだ! ひろいひろい海を見るのだ! それは、絵より詩より もっと大きい、もっと美しい 動いている海、輝いている海! ああはっきりと映って来る海! 俺は岩に腰をおろした やせた両手を胸に抱いた 「貴方の御出をどんなに待ったか知れません、 よくも貴方は、生きて再び私の姿を見て呉れます……」 海は大きい胸をたたいて まず何よりもにっこりした そして 鮮な潮の香りを たえず――俺の体に |
| 初出 | 「種蒔く人」1921(大正10)年11月号 |
| 底本 | 日本プロレタリア文学集・38 プロレタリア詩集(一) |
| 表記 |
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