再び立上がる日の為に――東京市電の兄弟へ――
下川儀太郎
『再び立上がる日の為に』は青空文庫で公開されている下川儀太郎の短編作品。618文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数 | 5分以内 618文字 |
人気 | 0PV |
書き出し書出 | 負ける争議じゃなかったんだそいつが負けたんだそいつが負けたんだ兄弟、そいつが負けたんだぞ!誰れがあいつらに妥協を頼んだ誰れが争議を打ち切れとぬかしたんだゼネストだ!全線へおっぴろがった……横浜へ京都へ大阪へ神戸へ火がついた!そいつを真先にもみ消したなあど奴だ!死ぬまで闘う!と突き上げた拳の下で怒りに燃え立ったお前達じゃねえかそいつが六日間そいつがたっ... |
初出 | 「戦旗」1930(昭和5)年6月号 |
底本 | 日本プロレタリア文学集・38 プロレタリア詩集(一) |
表記 | 新字新仮名 |
※「人気」は青空文庫の過去10年分のアクセスランキングを集計した累計アクセス数から算出しています。