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再び立上がる日の為に――東京市電の兄弟へ――

下川儀太郎

『再び立上がる日の為に』は青空文庫で公開されている下川儀太郎の短編作品。478文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数
5分以内
478文字
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書出

負ける争議じゃなかったんだ そいつが負けたんだ そいつが負けたんだ 兄弟、そいつが負けたんだぞ! 誰れが あいつらに妥協を頼んだ 誰れが 争議を打ち切れとぬかしたんだ ゼネストだ! 全線へおっぴろがった…… 横浜へ京都へ大阪へ神戸へ 火がついた! そいつを真先にもみ消したなあど奴だ! 死ぬまで闘う! と 突き上げた拳の下で 怒りに燃え立ったお前達じゃねえか そいつが六日間 そいつがたった六日間

初出「戦旗」1930(昭和5)年6月号
底本日本プロレタリア文学集・38 プロレタリア詩集(一)
表記
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