提灯
田中貢太郎
『提灯』は青空文庫で公開されている田中貢太郎の短編作品。3,648文字で、おおよそ10分以内で読むことができます。
文字数 | 10分以内 3,648文字 |
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書き出し書出 | 八月の中頃で国へ帰る連中はとうに帰つてしまひ、懐の暖かな連中は海岸へ行つたり山へ行つたり、東京にゐるのは金のない奴か物臭か、そのあたりのバーの女給にお思召を付けてゐる奴か、それでなければ僕等のやうに酒ばかり飲み歩いてゐる奴ばかりなんでしたよ。 |
初出 | |
底本 | 伝奇ノ匣6 田中貢太郎日本怪談事典 |
表記 | 新字旧仮名 |
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