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青銅の基督――一名南蛮鋳物師の死――

長与善郎

『青銅の基督』は青空文庫で公開されている長与善郎の長編作品。67,555文字で、おおよそ1時間〜で読むことができます。
文字数
1時間〜
67,555文字
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書出

はしがき  父秀忠と祖父家康の素志を継いで、一つにはまだ徳川の天下が織田や豊臣のように栄枯盛衰の例にもれず、一時的で、三代目あたりからそろそろくずれ出すのではないかという諸侯の肝を冷やすために、また自分自らも内心実はその危険を少なからず感じていたところから、さしあたり切支丹を槍玉にあげて、およそ残虐の限りを尽くした家光が死んで家綱が四代将軍となっていたころのことである。

初出青銅の基督「改造」1923(大正12)年1月<br>後記「青銅の基督」岩波文庫、岩波書店、1950(昭和25)年11月5日第5刷改版
底本青銅の基督
表記
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