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自転車日記

夏目漱石

『自転車日記』は青空文庫で公開されている夏目漱石の短編作品。8,351文字で、おおよそ30分以内で読むことができます。
文字数
30分以内
8,351文字
人気
22,510PV
書出

西暦一千九百二年秋忘月忘日白旗を寝室の窓に翻えして下宿の婆さんに降を乞うや否や、婆さんは二十貫目の体躯を三階の天辺まで運び上げにかかる、運び上げるというべきを上げにかかると申すは手間のかかるを形容せんためなり、階段を上ること無慮四十二級、途中にて休憩する事前後二回、時を費す事三分五セコンドの後この偉大なる婆さんの得意なるべき顔面が苦し気に戸口にヌッと出現する、あたり近所は狭苦しきばかり也、この会見

初出
底本夏目漱石全集10
表記
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