先駆者
中山啓
『先駆者』は青空文庫で公開されている中山啓の短編作品。629文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
| 文字数 | 5分以内 629文字 |
| 人気 | 527PV |
| 書き出し書出 | この瞬間世界は 尊い持物の一つを 失おうとしているのだ 革命をバイロンの熱で叫び出し ホーマの調で 勝鬨をあげようとした君が あわれ囚われとなって 虐政者の鉞の下に坐っている 君の晴れた瞳も華かな笑声も もう再び俺達の手に 帰って来ないのだ 地を離れて――遥かに遥かに あの蒼穹の彼方へ距りゆくのだ 歎いても泣いても 魂は再び帰って来ないのだ! 昔から幾千の思想家が磔にせられ 幾万の改革者が烙き |
| 初出 | |
| 底本 | 日本プロレタリア文学集・38 プロレタリア詩集(一) |
| 表記 |
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