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木曾御岳の話

木暮理太郎

『木曾御岳の話』は青空文庫で公開されている木暮理太郎の短編作品。7,829文字で、おおよそ30分以内で読むことができます。
文字数
30分以内
7,829文字
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書出

今日は懐古の夕だそうですから思いきり古い話をすることにしますが、私の古い山旅はただぶらぶら歩いていたのみで日記さえもつけない、ですから忘れてしまった方が多いのは残念ですが、しかし何といっても、見て面白いし、登って面白いし、読んで面白く、聞いても考えても亦(また)おもしろい山のことですから、随分古い思い出はあります。

初出「日本山岳会会報」1933(昭和8)年12月
底本山の憶い出 下
表記
新字新仮名
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