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緑雨と一葉

伊庭心猿

『緑雨と一葉』は青空文庫で公開されている伊庭心猿の短編作品。1,216文字で、おおよそ5分以内で読むことができます。
文字数
5分以内
1,216文字
人気
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書出

かの日都を落ちて船橋にやどり申候 きのふより市川町に戻りて百姓家を借りうけ、ともかくすごし居り候 今宵は松葉の土手と申すを下りて渡船にのりて月を觀候 なみ/\の旅ならねば落人の身の上いとゞ悲しく候 これは殘少き眞間のもみぢに候 處の名とは申ながら※[#「義」の「我」に代えて「咨-口」、U+7FA1、6-1-14]ましく候 鬼共の都にて立騷ぎ候姿 目に見えておもひ候やうに眠られず候 この先いかゞ成行

初出
底本眞間第一册
表記
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