文づかい
森鴎外
『文づかい』は青空文庫で公開されている森鴎外の中編作品。14,424文字で、おおよそ60分以内で読むことができます。
文字数 | 60分以内 14,424文字 |
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書き出し書出 | それがしの宮の催したまいし星が岡茶寮のドイツ会に、洋行がえりの将校次をおうて身の上ばなしせしときのことなりしが、こよいはおん身が物語聞くべきはずなり、殿下も待ちかねておわすればとうながされて、まだ大尉になりてほどもあらじと見ゆる小林という少年士官、口にくわえし巻煙草取りて火鉢の中へ灰ふり落して語りははじめぬ。 |
初出 | 「新著百種 第12号」吉岡書籍店、1891(明治24)年1月28日 |
底本 | 日本の文学 2 森鴎外(一) |
表記 | 新字新仮名 |
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