文づかひ
森鴎外
『文づかひ』は青空文庫で公開されている森鴎外の中編作品。14,119文字で、おおよそ60分以内で読むことができます。
文字数 | 60分以内 14,119文字 |
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書き出し書出 | それがしの宮の催したまひし星が岡茶寮の独逸会に、洋行がへりの将校次を逐うて身の上ばなしせし時のことなりしが、こよひはおん身が物語聞くべきはずなり、殿下も待兼ねておはすればと促されて、まだ大尉になりてほどもあらじと見ゆる小林といふ少年士官、口に啣(くわ)へし巻烟草取りて火鉢の中へ灰振り落して語りは始めぬ。 |
初出 | 「新著百種 第12号」吉岡書籍店、1891(明治24)年1月28日 |
底本 | 舞姫・うたかたの記 他三篇 |
表記 | 新字旧仮名 |
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