荒蕪地
犬田卯
『荒蕪地』は青空文庫で公開されている犬田卯の中編作品。12,544文字で、おおよそ60分以内で読むことができます。
| 文字数 | 60分以内 12,544文字 |
| 人気 | 0PV |
| 書き出し書出 | 「……アレは、つまり、言ってみれば、コウいうわけあいがあるンで……」戦地から来た忰の手紙に、思いきって、いままで忰へ話さずにいたことを余儀なく書き送ろうと、こたつ櫓の上に板片を載せ、忰が使い残して行った便箋に鉛筆ではじめたが、儀作は最初の意気込みにも拘らず、いよいよ本筋へかかろうとするところで、はたと行詰ってしまった。 |
| 初出 | |
| 底本 | 犬田卯短編集二 |
| 表記 | 新字新仮名 |
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