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壇ノ浦の鬼火

下村千秋

『壇ノ浦の鬼火』は青空文庫で公開されている下村千秋の短編作品。7,754文字で、おおよそ30分以内で読むことができます。
文字数
30分以内
7,754文字
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書出

天下の勢力を一門にあつめて、いばっていた平家も、とうとう源氏のためにほろぼされて、安徳天皇を奉じて、壇ノ浦のもくずときえてからというもの、この壇ノ浦いったいには、いろいろのふしぎなことがおこり、奇怪なものが、あらわれるようになりました。

初出「赤い鳥」赤い鳥社、1927(昭和2)年6月号
底本赤い鳥代表作集 2
表記
新字新仮名
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